2021.07.26

第八回「中国から日本へ転職した私から見た日本企業と中国企業の勤怠や打刻の違い」

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1年の延期期間を経て、7月23日の開会式から始まりましたオリンピック TOKYO 2020!


当社は東京にありますので、いたるところにオリンピックの設備を見ることができますし、テレビも国際色豊かな感じがします。

..ということで、APPS PASS BLOGも久しぶりに海外の働き方のご紹介です!

前回まではトーマス・ワンさんにシリコンバレーの働き方をご紹介いただきましたが、このオリンピック期間は中国・台湾・香港の方にご登場いただき、勤怠や打刻のお話を伺うことができました 。

今回は中国上海のチンさんからのご紹介です!
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皆さん、こんにちは!チンです。

私は約2年前に中国から日本へ転職しました。

中国にいた時は上海の大手OTA(オンライントラベルエージェント)で働いていたのですが、今は東京にあるスタートアップ企業で働いています。

初めて日本の企業で働くことになったので、中国企業との勤怠や打刻方法の違いを皆さんに紹介したいと思います!

上海のビル群

労働時間について

私が働いていた会社では、9時〜18時が規定された労働時間で、12時〜13時が昼の休憩時間でした。

基本12時になったら、皆さん一気に食堂やレストランに行くので、並ぶことが多かったです。

会社のビルにはスターバックス(以下、「スタバ」と表記します)やコンビニなどがあったので、午後眠くなった時は打刻したままで10分間とか席を離れて、スタバにコーヒーを買いに行くのは全然大丈夫でした。

中国の若者はタピオカミルティーが大好きなので、午後3時とかになったら、チーム全員でデリーバリーアプリでタピオカミルティーを注文するのも結構普通でした。

スターバックスのフラペチーノ

転職した日本の勤務先は旅行系のスタートアップ企業で、勤怠についてはフレックスタイム制が導入されています。

10時〜15時がコアタイムで、始業や就業の時間は自分で自由に決めることができる制度です。これは私にとってはとても新鮮で、いい制度だと思っていますが、中国ではフレックスタイム制が導入されている企業はまだ少ないかと思います。

日本のオフィスからの景色

打刻方法について

そして、打刻方法についても少し違いがあります。

中国では、名前、写真、社員番号、部署が書いてある社員証が必要とされる会社が多いです。

普通は入社する際に配られます。私がいた会社もそうで、この社員証は出勤・退勤する際に打刻するカードでもあり、入館する際に使うセキュリティカードでもありました。

カードリーダー

また、前の会社では福利厚生の一環として毎月食事補助があって、その食事代はこの社員カードにチャージされ、会社ビルのコンビニやレストラン、食堂、スタバにも使えました。

いま勤めている日本企業で使っているカードは打刻カードと入館カードとして使われていますが、支払機能などはありません。

顔認証打刻について

上記で紹介したICカードを使って打刻するケースは多いですが、最近はやはり顔認証で打刻することが話題になってますね!

中国のあるIT企業で働いている私の知り合いの話を聞いたのですが、彼の会社では顔認証が導入されていて、コンビニでの支払いもAlipayの顔認証で済むし、ビルを入館する際にカメラに向かって顔認証すれば打刻もできます。

顔認証

もちろん、アプリでも顔認証で打刻できます。朝打刻のために並ぶ時間もなくなったし、大分楽になったそうです!


最後に

皆さん、最後まで読んでくれてありがとうございます!今回の紹介は以上になります。

中国ではICカードの社員証や、指紋、携帯でGPS打刻する企業が多いです。顔認証打刻は、やはりコストが高いから一部の企業のみ先行して導入されているようです。

ただし、AI技術の発展に伴い、顔認証で打刻できる企業も今後増えるでしょう。 

未来が楽しみですね!

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